人とAI
自分はもともと、楽天的な性格だとと思っています。もちろん、何事につけてもそうだというわけではありません。何か考え事をするとき、その対象を単純化・極端化する癖が私にはあります。そのほうが分かりやすいからです。結論が出るのが速いし、それで一応の納得をします。
AI・人工知能がもてはやされる世の中になりました。碁や将棋など頭脳が勝敗を決する世界で、その世界でナンバーワンと称される人達との対戦でも、互角か、あるいは勝利することも珍しいことではなくなっています。
近い将来AIに仕事を奪われるのではないかと心配する人がいます。当然のことだと思います。AIは人の能力をはるかに超える才能を持った機械です。そして24時間寝ずに働くことができます。大抵のことでは人間に勝ち目はありません。
といって、AIのせいで数多くの人が職を奪われ失業者となった場合、例えばAIによって24時間生産された大量の製品を誰が買うのか? という疑問が私の頭に浮かびます。
以前、AIを題材に落語らしき物語を書いたことがあります。AIに自分の名前を与えて働いて貰い、報酬だけはちゃっかり自分が頂戴して遊んで暮らすという筋立てです。