朝ぼらけジジイの寝言つれづれに

夜中に目が覚めて、色々考えることがあります。それを文章にしてみました。

空想科学小説(後期高齢者用)

 逆立ち人間が住む星の人びとから見れば、当然地球人は異様な「逆立ち人間」になる。地球人にも逆立ちして手で歩く人もないではないが、非日常である。少年はこの星の人びとから驚嘆と尊敬の眼差しで迎えられ、大統領を初め、多くの人びとから歓待を受けた。少年は寝るヒマもない毎日が続いた。といって少年がこの毎日をエンジョイし喜んで受け入れたわけではけっしてなかった。当然のことだ。連れ去られたのもショックだったが、その星は少年が住む地球とは真逆の逆立ち人間が住む星だったのだから。