朝ぼらけジジイの寝言つれづれに

夜中に目が覚めて、色々考えることがあります。それを文章にしてみました。

ブログ、まだやってんの?

「おとーさん、ブログまだやってんの?」

「ああ、なんとか続いてる」

「珍しいなおとーさん、たいがい3日がええとこなのに」

「いや、おれも自分でビックリしてる。世界七不思議のひとつやな」

「人間変わったんかな?」

「そうらしい。自分でもそー思う、3年ですっかり入れ替わるらしいな」

「すっかり入れ替わるて、なにが?」

「人間の身体は細胞の集まりで出来上がってるらしいけど、これが毎日毎日なんぼかづつ死んでは生まれ死んでは生まれしてるらしいけど、それが3年できれいさっぱり入れ替わるらしい。それで3年前の借金はチャラになるらしいで」

「それとこれはべつやろ。おとーさんアホなこと言うて」

「いや、それやったらえーなー思て。ママンに借りてる3億8千万もチャラにならんかなー思て」

「言うたな、3億8千万返してもらおか」

「宝くじ、『アタリください』言うたらな、『当たりますよーに』言うてくれたんやけど、あれ、だれにでも言うてるんやろ? 御利益うすーなるやろ」

「いつまでやるの?」

「なんの話?」

「ブログ」

「ああこれか」

「ええかげんに止めたら」

「ああ、止めよう思たらいつで止められるからな。行けるとこまで行ってみるわ」

「それでも文章書くん、アタマ使うやろ? わたしなんかハガキ1枚書くにも汗がでるわ」

「そらママン、馴れん日本語で書こうするからや。母国語で書かんかいな」

「母国語? わたしニッポン人やないの? どこや思てんの」

「いや、ふらんすか思てたからな」

「アホなこと言いな」

「簡単に言やあ、あいうえおかきくけこの延長やからな、おれのブログ。アタマなんかほとんど使うてへん」

「そらそうかもわからんけど、続いてるんがすごいんとちゃう、知らんけど」

「ヒマつぶしヒマつぶし、ヘタなテッポーでも数撃ちゃアタル、いうやろ。おれはこんな人間やあ思てても、わけのわからんくだらんこと書いてても、あれ? こんなおれ、知らんかったおれやないか? そんなおれと出会わんこともないかも知れんからな。まあまあ、べつに出会わんでもええけどな」

「言うてる意味、さっぱりわからんわ。スキにしー。3億8千万、はよ返してよ」