ジジイのだじゃれ小噺
「牛肉と馬肉、どっちがおいしいと思う?」
「そら牛肉に決まってるやろ。すき焼きしゃぶしゃぶステーキ、みなうまいで」
「ブー、ブブー」
「なんやねんそれ」
「外れ。答えは馬肉。うまかった」
「この肉、食べてごらん。なんの肉か分かる?」
「うーん、うまいのはうまいけど、なんの肉かな? ギュウのようでもあるし豚にも似てる。どこかあっさりしてるんで鶏肉のようでもあるけど、トリやないな。うーんわからん」
「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン」
「ピンポーンて、分からんでなんで正解なんや?」
「答えは鹿肉でした」
「鹿肉なんて言うてないで。分からん言うたのに」
「それでええねん。シカとわからん、言うやろ」
「この肉、なんの肉か分かる?」
「おいしいな。豚肉かな。いや、ちゃうな。トリではないやろ。ギュウか? えッ? 違う? 今はジビエとか言うてなんでも食うからな。シカ、キジ、ワニ、ダチョウ。と言うて、こんなもん食うたことないしな。分からん」
「ピンポーン、ピンポーンピンポーン」
「えッ? また正解? 意味分からんで」
「答えは豚肉でした」
「豚肉ではない、思たんやけどなァ。けどなんで正解や?」
「トンと分からん、いうやろ。それで正解です」
近日公開のご紹介。
「乞うご期待」という落語(漫才でもええけど)を考えています。
近日公開いうても朝ぼらけジジイのことですからお約束はできませんが、まあ「乞うご期待」に乞うご期待。