下手くそデイトレーダーのよぼよぼよれよれ日記(2月4日)火
NYダウ143ドル高。
今日は様子見。休むも相場とか言うからな。信用で売ってるNTT株、今日は上がると踏んで寄り付き、売値の3円ほど安いところの値で買い戻しを入れる。
ところがまあなんとついてることか、意に反して20円以上も安く始まった。意味がわからない。前日の中国株が大幅下落したので、NYが100ドルあまり上がってもだれも買う気にはならんのかな。
しかし流石はNTT、前場終値は寄り付きより25円以上高くなって、昨日の終値より9円高で引けている。寄り付きでふたつ買い戻してたので、途中でひとつ売り直した。もっと上がったらまた考える。
もうひとつ売り買いしてるコマツは、弱い。決算がいいことなかったみたいだが、コマツの掲示板を見ていると、新社長の評判がいまひとつ。まあ、配当がいいから。けど、下手くそながらデイトレーダー、配当に望みを託すなど甘いな。
コマツ。寄り付き下がったのでふたつ買った。昨日の終値より43円安が前場の引け値。寄り付きより5円だけ高い。まだ反発する気力もなさそう。今日買ったこのふたつ、今日の安値の5%高いところで売るつもりにしているが、先のことはわからない。
さて後場。
前場、日経平均株価はマイナスで始まったが徐々に右肩上がりで23000円を回復。売り買いしてるNTTは途中まで強く、どこまで上がるのかなと思っていたが、引け前に売られて、結果昨日の終値より6円ほど安かった。
コマツは今日の安値で直近高値より10%以上下げたが、この安値が底なのかどうか、まだわからない。もしこれが安値なら今週中には安値の5%高も視野に対応を考える。まだ下がるようであれば、計画通りに買いと売ってる分の買い戻しを組み合わせて対応する。
下手くそデイトレーダーのよぼよぼよれよれ日記(2月3日)月
2月3日(月)
先週末にNY株が600ドルの大幅下落したので安く始まるだろう。
下手くそデイトレーダーだが、これくらいは分かる。日経先物も480円ほど安い値が付いている。
まず今日の予定だが、信用で売っているNTT株を100株、寄り付き成り行きで買い戻す。もうあと100株、直近高値2856円の5%安、2713円で買い戻し注文。NTT株は値動きが小さいから出来るかどうかは分からない。NTTは以上。
次はコマツ。これは信用の買い。2410円と2375円で各100株の信用買い。2468円で売ってる分が100株あるが、これをどうするかはまた考える。
前場引け。
コマツもNTTも思ったほどには下げなかった。土・日挟んだからと思う。寄り付きの全体の気配を見て、あんまり下げそうな感じではなかったので売っていたコマツ2468を成り行きで買い戻した。
NTTはやはり中国発のアレとはあんまり関係ないのか下げも小さかった。5%安い2713なんかお呼びではなかった。従ってこれも寄り付きの成り行きで100株買い戻した。
11時半の引けまでの時間、細かく買ったり売ったりを繰り返して結果、なんとかプラスにはなった。日経引けは223円安い22981。さて、後場は?
14:25現在。売り買いしてる株は10円の範囲内で上がったり下がったり。日経はじり高傾向。とは言ったも前場引けより20円ほどの回復。まだどうなるか? わかりません。
15:00。当日の取引終了。日経平均は22971円でマイナス233円。
損益はわずかにプラス。
我が家の壁掛け時計
「4分遅れてるからそろそろ仕事行く準備してよ」
と、ママンが言う。
我が家の壁掛け時計。
「さあ?」
とママンが言う。
乾電池はいつ替えたの? と訊いたから。
ずっと4分遅れたままの我が家の壁掛け時計。
これって正確なんだよな。
何日経っても遅れも進みもしないんだから。
ママンが言う。
「外して合わせようか」
とんでもないそのままでいいよ。折角機嫌良く4分遅れで役目を果たしているのに、たった4分がた歴史を遡らせたところで。
それより、外して合わせたところで、眠った子を起こすようなものではないのか?
きっちりテレビの時刻に合わせて伴走するとは限らないんじゃないか?
けど
と、ママンが言う。
「乾電池切れたときはどうするの?」
そのときはそのとき。とは言うものの。少し怖いような気もする。
我が家の壁掛け時計。
きっちり正確に、4分遅れでリズムに乗って時を刻んでいるということは?
ひょっとして? 気づいていないのかも知れない。
乾電池の存在を。
思い出した! ママンと結婚したてのころ、チチが。
我が家の壁掛け時計。
礼金
「借りたらしいな」
「おおきに。お前が教えてくれた周旋屋行って決めた」
「ええとこあったか?」
「うん駅近や、10分もかからへん」
「よかったやないか」
「うん、よかったんはよかったんやけどな。ちょっと気になることがあってな」
「なんや?」
「礼金のことやけどな」
「礼金がどないしたんや」
「いや、礼金いうからな。『借りてくれてありがとう』言うて、オレが貰えるんか思て喜んでたらちゃうねんな」
「知らんかったんか、お前」
「そやねん。意味わからんやろ。借りるオレのほうが『助かりました。ありがとう』言うて菓子折のひとつも持って礼言うたり、まあカネの300円も包んで礼いうんが礼金や思てたんが、むこうからオレに礼金やいうて要求するんはリクツに合わんやろ」
「リクツはそうやろけど、これ決まってることやから、礼金でええんちゃうか」
「どうもしっくりこんねんなあ。なんかしら上から目線で『貸してやってるやろ』みたいな、そやさかい『礼金出すんが当然』、そやさかい礼金でどこが悪いみたいな、まあカネ取られるんはしゃあない。けど、オレとしたら礼金やのうて別の名目に変えて欲しい。オレはその気もないのに、カネ取るやつのほうが勝手に礼金やなんて、『お前はオレか』どないなつもりでわけのわからん名前つけたんやろ。それがなんの疑問も感じらんと通用してるんがオレには理解でけへん」
「まあまあ、そない怒りな。仕組みがそないなって、それで回ってるんやから言うてもしゃあない。言うたら向こうも『それやったら借りんかったらよろしい』そないなるやろ」
「それがハラ立つんやな。これから外国人もようけ来て『借りたい』いう人もおるやろに無理やで。理解でけへんのとちゃうか」
「しゃあない。郷に入ればなんとか言うやろ。それにもう大勢の外人それで借りてるやろ」
「納得してないと思うけどな。無理が通ればなんとやら、そや! ええこと考えついたわ」
「ええことてなんや?」
「借りるほうやからあかんねや。貸す側に回ってふんだくってやろ」
「えがつないこと言うてるな。貸す家あるんかい」
「ない!」
落語『子犬』ー2
「知ってるか!?」
「知らん!」
「・・・知らん? ・・知らんてお前なんやねん。その言い方」
「そらこっちが言いたいわ。挨拶もなしに、知ってるかはないやろ」
「挨拶もなしにとはなんやねん。『お尋ねしますがよろしいか?』言うて、いちいちお前に挨拶せないかんほどオレとお前の仲は水くさいんか」
「だれもそないなこと言うてないやろ」
落語『子犬』
「知ってるか!?」
「知らん!」
「・・・し、し知らんてお前、藪から棒になんやねん。言い方があるやろ」
「藪から棒? 藪から棒はお前やろ。急に来て、知ってるか!? はないやろ」
「ああ、言われてみりゃそうやな。いや、知ってるもんとばかり思てたからな。なあんやお前、知らんのかい」
「なあんやお前、知らんのかいてお前。言うてるやろ。かくかくしかじか、こうこういうハナシがあるんやが、お前知ってるか、言われりゃ、ウンとかイヤとか言われるんやけどな、たとえばやなゲンやんのことや。なあ『運試しや』言うて、たった1枚買うた宝くじ、それがなんと、お前も知っての通りの年末ジャンボ8億円や。あいつ、ぼやいてけつかんねん。なにぬかしてけつかんねん、ちゅうハナシや。なあ、ニンゲンの欲ちゅうんは限りがないな。あと2枚買うてたら前後賞の2億、合わせて10億オレのもんやった、なーんてぬかしやがって。たった3枚買うてええとこ総取りしよかという、思い出すだけでもハラたってくるんやないか。けど、まあ、オレが1円でも損したわけやなし、それはそれで腹に収めて言わへんけど。えッ? なんやて? なにが言いたい? 腰折ったらアカンがな。人のハナシ途中で堰き止めたら流れが変わって話してるオレがわけわからんようになってしまうがな」
「いっつもや。お前にしゃべらしたらグズグズ、わかったようなわからんようなハナシ垂れ流してちゃッちゃッっとハナシのシンだけ言え」
「これがオレ流やからしゃあないやないか。もともとお前が」
「もうええ! わかった、オレが最初に『知ってるか』言うたんがそもそもの間違いやった。お前の性格知ってるのについ、うかーっと言うてもうたんが失敗や」
「わかってくれたか。それやったら許したろ。なあ、例えばや。そうそう、さいぜんのゲンやんのことやけど、ヨメはんのお松ッあん、ようしゃべるスズメのお松、イヌの子ォ生んだん知ってるか? お前が前もってそないに言うてくれたらオレも返事のしようもあったいうもんや。それをお前が・・・」
「わかった、言うてるやろ。知ってるやないか。それやそれ、オレが『知ってるか』言うたんはそのお松ッあんのことや」
「なんや、そのことかい。それで、なんやねん?」
「いや、お前もそれ知ってたら都合がええわ。これからな、行こ思てるや」
「どこにィ?」
「ゲンやんとこに決まってるやないか」
「なにしにィ」
「なにしにィってお前、決まってるやないか」
「わからん」
「お松ッあんが子ォ生んだんやぞ」
「イヌの子ォやろ」
「そうやあ。イヌいうても子ォは子ォやないか。祝いせなアカンやろ」
「ああ、なるほど。祝いにいくんか。行ってらっしゃい」
「行ってらっしゃいてお前、他人事みたいに言うて。オレとお前、ゲンやんとはこんまい時分からの連れやないか。お前も行くねや」
「オレ、やめとくわ」
「やめとくはて、なんでや」
「そらな、ゲンやんは連れやで、けどお松ッあんは連れやないやろ。そらあ、ゲンやんがイヌでもネコでもええ、カブトムシだろうがクワガタいうても、子ォ生んだらオレかて黙ってないよ。けど、お松・・」
「黙っとれ。行きとうなかったらそれでもええ。送って来たんや、『来い』いうて」
「なに送って来たん?」
「ゼニや」
「ゼニいうたらおカネのことやな」
「そうや。決まってるやろ」
「なんでゼニ送ってきたんやろ?」
「『来い』いうて送ってきたんやから旅費にきまってるやろ」
「そうかゲンやん、あいつ、宝くじ当たったんでユメが叶うたいうて、ホリエモンが住んでるいう東京の、なんとかいうとこに引っ越したんやったな」
「東京の、六本木ヒルズいう高級マンションや」
「そこへ来いいうて、ゼニ送ってきたいうことやな」
「そういうこっちゃ。オレとお前、ふたり分10万、飛行機でも新幹線でもどっちでもええいうて、送ってきたんや。それでもやめとくか?」
「半分の5万、もろてやめとくわ」
「ぬかせ。オレひとりで行って、『清六こないなことぬかしやがった』言うたるわ」
「ジョウダンやがな。子供やな、本気にして」
1年間、有り難うございました
「おとーさん、もう1年になるの。早いねー」
「そうやなな。アッという間やな」
「どやったん?」
「ウン、去年の暮れやったな、31日や。ママンが『おとーさん、だいぶアタマがボケてきたで。なんかアタマの体操になるもんやったらどう?』言うたやろ」
「そやったかなあ。忘れてるわ」
「そうか。しゃあないな。今度はママンがアタマの体操する番やな」
「どやったん? ブログやってみて」
「ああ、文章書くのがぜんぜん苦にならんようになったわ。やるまえはあれこれ考えてから書き始めなならんかったけど、どこらへんからか、たいしてアタマで考えんでも自然に書けるようになったな。まあ、普通の、毒にもクスリにもならん気楽な文章やからな」
「それでも、パソコンで打たなあかんのやろ。苦手やからな、わたしは」
「なれや慣れ」
「1年間ずっと続けたんやろ?」
「そうや。ママンとの会話をあっちこっちに枝葉をつけて、オモシロ可笑しく、というてもオレがそう思うだけで、これ読んでくれはった人がそう思てはるかどうかはわからんけどな」
「何人くらいの人が見てくれはったん?」
「昨日29日までやけどな。ブログ日数が362日、投稿数が376や」
「日数と投稿数が違うやないの」
「日にふたつ書いたんがいくつかあるからな」
「1年間で、どれくらいの人が見てくれはったんやろ?」
「これな、アクセス数いうねや。2148や」
「そしたら、2148人の人が見てくれはったいうこと?」
「そやな、そういうことや」
「すごいやないの」
「そや、すごいやろ。まあ、2148人いうても、全部が違う人とは限らんからな」
「どういうこと?」
「同じ人が何回も見てくれはったんと違うか、ということや」
「そういうこと。けどやってよかったやろ」
「そやな。ママンのおかげや。ありがと」
「わたしだけやないやろ」
「そやな。見てくれはった人のお陰で続いたからな」
「お礼、言うとき」
「そやな。1年間有り難うございました」
「来年も続けるんやろ?」
「いや、来年は別なほうに挑戦する」
「なにすんの?」
「それは秘密」
というようなわけで、楽しい1年でした。
ブログ覗いて戴きました皆様に感謝申し上げます。