朝ぼらけジジイの寝言つれづれに

夜中に目が覚めて、色々考えることがあります。それを文章にしてみました。

「むしゃんよか」改め「チコちゃんに叱られる」

 今日のブログのテーマは「むしゃんよか」で行こうとあれこれ思いを巡らせ、さあ始めようとコタツを点けてパソコンをオンにしたとき聞こえてきたのが、この声である。

 我が家のテレビはBSプレミアム「ニッポンの里山」から始まる。平日なら「べっぴんさん」、「まんぷく」へと続くのだが、今日は土曜日である。7時30分から始まるMBSテレビサワコの朝」へと寄り道をする。ゲストは千原ジュニアだった。

 私がそろそろブログをとパソコンの前に座ったとき、ママン(妻)はチャンネルを4から1に切り替えて「まんぷく」を観ていた。いつもなら私も一緒に観るのだが、今日はブログ優先である。

 

「なにはブログ優先やねん、ぼーッと生きてんじゃねーよ!」。始まったのである。

 

 NHKも思い切ったことをしたものだ。話題になっているのを知ってこの番組を初めて観たときの感想である。5歳の女の子があれこれ疑問に思うことを質問して、それに答えられない大人に向かって言う決めぜりふである。

 上司が部下に向かって言えば、「パワハラ」になるかもしれない。

 

 番組の最後の方で登場するカラスの「キョェ」は、司会者に向かって「岡村のバカー」とさも当然のように言う。岡村も「大人の対応」で怒りも叱りもしない。時代は移っているのである。

 

 いつのころだったか、テレビの娯楽番組のいくつかが子供にとって有害であるとやり玉にあがったことがある。

 

「ぼーッと生きてんじゃねーよ」とか「バカー」を民放ならぬNHKが採用している。このことに私は少し驚く。本来なら禁句のはずである。

 

 ところがどこからも苦情が出ているようには思えない。どころか、今日の放映でインタビューを受けた親子連れは、両親の間で手をつないで「ぼーッと生きてんじゃねーよ」を連発していた。それを見ている若いお父さんお母さんも楽しそうだった。

 当時のことを振り返れば隔世の感ありである。