そーゆーことか? ホリエモン
「ホリエモンがな」
「どないしたん?」
「テンに向かってツバ吐きよった」
「きたなッ!」
「最近、上ばっかり見てたんちゃうか」
「上ばっかりて?」
「ロケットロケット」
「ああ、成功したんやて?」
「そう」
「それとツバとなんかかんけーあるん?」
「直接はかんけーないやろけど、ツバもロケットみたいに飛んでいく思たんとちゃうか」
「アホや」
「ちょーし乗ってんねやろ」
「それでどないなったん?」
「理のとーぜん、自分の顔にかかりよった」
「自業自得や」
「そーゆーこと」
「それだけのこと?」
「いや。文句言いよった」
「なんて?」
「なんでかかるんや、言うて」
「まるで子供やな」
「ほんまやで。ロケットせいこーしたんでちょっと見直してたんやけど、アホはやっぱりアホや」
「それだけのハナシなん? それやったらわざわざブログに載せることもないやろ」
「ママン、よーわかってるやないか」
「なんのことよ?」
「天に向かってツバ吐くいうんは、たとえバナシや。2000万円問題でいまワーワー言うてるやろ。あれでデモがあって、それに参加してる人達にイチャモンつけたんや、ツイッターかなんかで。そのあともテレビ番組の中でもな」
「ほんまに。それでどーなったん?」
「それで、みんなからワーワー言われたら『おれに向かってなに言うてんねん』言うてるんや。ホンマは関西弁で言うたんとはちゃうけどな」
「自分で勝手に火ィつけといて、なにゆーてんのそれ」
「そやろ。それでな、デモやってる人達に『そんなことやるヒマがあるんやったら働いてぜーきん納めェ、ぜーきんドロボウ』とまで言うといて、なんでおれがゴチャゴチャ言われなアカンねん、とまで言うてんねん。関西弁やないけどな」
「ふーん、わけのわからんシトやねえ。アタマはええかも知れんけど、じょーしきはゼロなんやろな」
「たぶん、そーやろ。逆におれがいーたいわ。ツイッターでゴチャゴチャゆーたり、テレビなんかに出るヒマがあったら、おまえこそしっかり働いてゼーキン納め、このゼーキンドロボウめ! とな」
「ほんまほんま。何様のつもりや。知らんけど」
「ほかにもおれな。なんか匂うんやプーンとな」
「おとーさん、失礼やね。わたしなにもしてないよ」
「いやいや、ママンがオナラこいたなんかゆーてないやろ」
「それやったらえーけど。なんやのん?」
「もーすぐ選挙やろ。あれ狙ってるんやないか、思たんや。あいつがゆーたこと聞いてるとな。なんか匂うんやな」
「おとーさん。わたしやない、ゆーてるやろ」
「わかってるわいな。なにもゆーてないやろ」
「それやったえーけど。ややこしいこと言わんとってね」
「なな月に参院選挙があるやろ。あれでジミントーあたりから『どや?』ゆーて、アゴの下くすぐられているよーな気ィすんねん」
「それ、ジミントーから出るゆーこと?」
「いや、無所属で出て、トーセンしたらちゃっかり寝返るよーな気ィすんねん。なんかプーンと匂うんや」
「ゴメン、こんどはわたしやったわ」