朝ぼらけジジイの寝言つれづれに

夜中に目が覚めて、色々考えることがあります。それを文章にしてみました。

どう考えても、わからん? の続き

「ママン」

「なに?」

「昨日の話、やないわ。おとといの話、憶えてるか?」

「おとーさんと話した話?」

「そうそう、おれと話した話」

「どんなこと話したかな? わからん。おとーさん憶えてるの?」

「ああ憶えてるよ。ブログに載せてるからな」

「なーんや。それやったらわたしかて、憶えてるわ」

「ヤッちゃんの話、憶えてるか?」

「ああ、そんな話、聞いたような気ィするわ、知らんけど」

「子分が親分の言うてることと反対のこと言うて、親分がなーんも言わん、怒りもせんちゅうがなーんでやろ、分からん、いう話したやろ?」

「ああ、そんな話、聞いたような気がするわ、知らんけど」

「その子分がな、昨日言い訳してんねん」

「言い訳? なんて言うてんの?」

「あれは個人的見解や、そない言うたあとに、親分の方針に異議を唱えたつもりはない、親分が言うてるショバ代やミカジメ料の値上げという基本姿勢には変わりない、そない言うてんねん」

「ふーん。それでおしまい。映画やったら、ユビつめる場面やけど。知らんけど」

「そやろ。おれもそー思うけど、親分は知らん顔してるし、子分は子分で、個人的見解やなんていけしゃーしゃーと言うて、カエルのツラにションベン、わけわからん。知らんけど」

「けどおとーさん、どこからそんな情報仕入れてんの?」

「そう思うか?」

「思う」

「ここだけの話やけどな。ロシアから入ってくんねん」

「ロシアから? ほんまかいな!」

「ああ、ほんまや。アメリカでいま問題になってるやろ、ロシア疑惑

「えーッ! あそこから?」

「いや、あれやないけどな、また別のルートがあるんや、ここだけの話やで、だれにも言うたらアカンで。命の保証でけへんからな」

「わ、わ、分かった。チャックしとくわ、クチ」