朝ぼらけジジイの寝言つれづれに

夜中に目が覚めて、色々考えることがあります。それを文章にしてみました。

なにする?

「なに? なんの話?」

「続き」

「続きて? なんの続き?」

「いまなに話してか、憶えてないの?」

「なに話してた? なんやったっけ?」

「頼むで、おとーさん。ボーッとしてんじゃねーよ! 言うて、叱られんで、チコちゃんに」

「なんやったかなあ?」

「昼ご飯の話やないの」

「あッ、昼ご飯のことか。なんかほかのことか思てたんで、なんやったかなー思て、考えてたんや」

「残ってるやつでえーか?」

「なにがあった?」

「ゆーべ、食べたやろ、ネギ焼き」

「あああれ、まだ残ってた?」

「ホトケさんにあげたやろ? 冷蔵庫にある」

「ほかには?」

「大根と豚肉炊いたんも残ってるし、豆ご飯も冷凍したんがまだ残ってる。これでええか?」

「ああ、ええかどころやないで。だいだいだい、ご馳走や。ママンはほかに食べたいものないんか?」

「キムチもあるし、これでいこか?」

「いこいこ。うーれちいな、うれちーな」

「あきれるわ」