朝ぼらけジジイの寝言つれづれに

夜中に目が覚めて、色々考えることがあります。それを文章にしてみました。

ソバ飯を食べに行く

「行く?」

「行こか?」

「三宮やな?」

「三宮」

「あそこのソバ飯、おいしいからな」

「電話したんやろ?」

「した」

「どやった?」

「おなかこわしてるんで、やめとく、言うてた」

「そうか。それやったらしょがないな」

「おとーさんに、ありがとう、言うといて、言うてた」

「そうか。また今度誘おか」

「そうしよか」

「食べる前か食べた後にもう一カ所行きたいとこあるけど、ええか?」

「どこ?」

「『よーいドン!』でやってたとこ。ママンはコープ行ってたんで観てないけど、近くにあるとこや」

「どうする? 食べてから行く?」

「行ってから決めよか」

 

「ここやここや」

「ここの2階やね」

「また今度にしよか。予約言うてたからな」

「そごうに寄って、『かんたん酢』買うわ」

「こっちから行こか」

「こっちのほうがええで」

 

「あれ!? 通られへん。工事中やな」

「それが見えたんでこっちや、言うたんや」

「そうか、しゃーないな」

「何階やったっけ?」

「5階、5階」

「ちょっと待って。トイレ行っとくわ」

 

「淡路の夏みかんやて」

「3個180円やったら安いな」

「買う?」

「買おか」

「どんな味がすんの? ちょっと酸っぱい。苦みもちょっとある。支払いは? そう、あそこで一緒に。」