韓ドラ どーなるんやろ?
「ママン、えらいことになるかもしれんで」
「ほんまやなあ。どないしょ」
「どないしょ言うても、どないもしょがないしな」
「ほんまになるんかな?」
「両方とも、あと引かんからな。そーなるかもしれんで」
「よーけいてるんやろ、観てるヒト?」
「一日何本もやってるから、そーゆーことやろなあ」
「どないする? ストップしたら」
「なにかえーほーほーあるかなおとーさん、あったら言うて」
「ファンのおばちゃんが団結してやな、デモするんや。プラカード持ってコッカイギジドーの回り十重二十重に取り囲むやろ、『わたしたちの韓ドラ、返せー!』『返せー! 返せー!』言うて、いけるんとちゃうか」
「そこまでせんでも、なんとかならんもんかな」
「いやいや。今回はそないなことも考えてたほーがえーかもわからんで」
「なんでこないなことになるんやろなー。韓ドラのーなったら、どないしてえーか、わからんわ」
「なかったころのこと思たら、あきらめられるやろ」
「おとーさん、韓ドラ甘みてたらアカンよ。ヘタなこと言うてたら、おばちゃんパワーのエジキになんで」
「ブルル、脅かさんとってよ。聞いただけでサブイボでたわ。見てこれ、ほら」
「ほんまや。おとーさん、アカンタレやなあ」