朝ぼらけジジイの寝言つれづれに

夜中に目が覚めて、色々考えることがあります。それを文章にしてみました。

今日の昼と晩ごはん

「なにする?」

「なにするて、おとーさん、カキ買うたまま残ってるやろ冷蔵庫。フライしよか?」

「そうそう。ゆうべする予定やったんや。オレ仕事やったからな6時から」

「豆乳ナベも残ってたから。昼なにする?」

「昼なにするて、いま、朝すんだばっかりやで。わかるわけないやろ」

「勝手やな。言い出したんはおとーさんやで」

「夜はまだだいぶ時間があるから言うてもええねや。昼はせわしないやろ」

「ほんまに勝手やな。コロッケはどう?」

「夜がカキフライやで、ええ? コロッケと重なるやろ」

「そうか。それやったらスパゲッティ、しよか?」

「ええな、それしよ。あのあれ、肉団子の入ったやつ、あれなんというたかな」

「ミートボールやろ」

「それそれ。トマトケチャップやのうて、昼はそれにしよ。決まり」

「決まりて、おとーさん、ほんまに自分のペースでなんでも決めるんやな。やるんはわたしやで」

「わかってるがな。言えるんもママンだからやないか。他人にこんなこと言うてみ、えらいことやで。なんになるんやろこれ。パワハラやろか? なにハラになるんやろ」

「なにハラでもええやないの、どうでもええことが好きやな」

「なにハラでもええんやけど、気になったらすぐクチに出てしまうんや」

「オトコやろ」