朝ぼらけジジイの寝言つれづれに

夜中に目が覚めて、色々考えることがあります。それを文章にしてみました。

下手くそデイトレーダーのよぼよぼよれよれ日記(2月3日)月

2月3日(月) 先週末にNY株が600ドルの大幅下落したので安く始まるだろう。 下手くそデイトレーダーだが、これくらいは分かる。日経先物も480円ほど安い値が付いている。 まず今日の予定だが、信用で売っているNTT株を100株、寄り付き成り行きで…

我が家の壁掛け時計

「4分遅れてるからそろそろ仕事行く準備してよ」 と、ママンが言う。 我が家の壁掛け時計。 「さあ?」 とママンが言う。 乾電池はいつ替えたの? と訊いたから。 ずっと4分遅れたままの我が家の壁掛け時計。 これって正確なんだよな。 何日経っても遅れも…

礼金

「借りたらしいな」 「おおきに。お前が教えてくれた周旋屋行って決めた」 「ええとこあったか?」 「うん駅近や、10分もかからへん」 「よかったやないか」 「うん、よかったんはよかったんやけどな。ちょっと気になることがあってな」 「なんや?」 「礼…

落語『子犬』ー2

「知ってるか!?」 「知らん!」 「・・・知らん? ・・知らんてお前なんやねん。その言い方」 「そらこっちが言いたいわ。挨拶もなしに、知ってるかはないやろ」 「挨拶もなしにとはなんやねん。『お尋ねしますがよろしいか?』言うて、いちいちお前に挨拶…

落語『子犬』

「知ってるか!?」 「知らん!」 「・・・し、し知らんてお前、藪から棒になんやねん。言い方があるやろ」 「藪から棒? 藪から棒はお前やろ。急に来て、知ってるか!? はないやろ」 「ああ、言われてみりゃそうやな。いや、知ってるもんとばかり思てたから…

1年間、有り難うございました

「おとーさん、もう1年になるの。早いねー」 「そうやなな。アッという間やな」 「どやったん?」 「ウン、去年の暮れやったな、31日や。ママンが『おとーさん、だいぶアタマがボケてきたで。なんかアタマの体操になるもんやったらどう?』言うたやろ」 …

ちょっと、食べ過ぎた

「昨日のモチやな。今年の正月用に買うてあったモチ、ママンが出掛けてるあいだに残ってる3ツ、もったいないから思て焼いて、醤油モチにして味付けのり巻いて食べてしもうたんがあかんかったんやな」 「意地汚いことするからや、おとーさん。そないにあわて…

ダルマストーブの思い出

「電車のなかで、ストーブ焚いてるわ、あんなことあんねんな」 「ああ、あれ石炭かな。みたいやな」 「津軽鉄道、言うてるわ。青森やね」 「そやな。ダルマストーブ、いうんかな」 「暖房ないんかな、電車のなか」 「どうなんやろ。あれが『売り』なんかな」…

年の暮れに見たユメ

「初夢やったらよかったんやけど、もう早々と見てしもうた。らしいかどうかわからんけど、まあ初夢を年末に見た、いうことにしとくわ」 「どんなユメ見たん? おとーさん気が早いからな」 「なんでもスピード時代やからな。歳も歳やし。初夢いうてゆっくりも…

年の瀬寸感

「年の瀬とはうまいこと言うたな」 「なんのこと?」 「いやあ、瀬いうたら、川なんかでも流れの速いとこをいうやろ。師走とも言うくらいで、なんか後ろから押されてるみたいで、せわしないな」 「ほんまやね。あっちこっちのスーパーやデパートのチラシもよ…

折々のことば

「朝日新聞朝刊に『折々のことば』いうんが載ってるけど、見たことあるか?」 「どこに?」 「1面の左下」 「気がつかんかったわ」 「まあ、ええんやけど」 「それがどないしたん?」 「縦横10センチ足らずの囲いのなかにいろんな人が、こんなこと言うて…

續 もいくつ寝ると

「も~いくつ寝ると~おしょおがつ~」 「やめてよおとーさん、まだ朝の6時やで。わからんわ、神経」 「迷惑かな」 「決まってるやないの。お隣さんまだ寝てはるかもしれんのに。だんだんひどなるな」 「切れてるんやろな、神経。恥も外聞ものうなったな。…

もいくつ寝ると

「今日は23日の月曜日、そうそう、平成天皇の誕生日やな。ほんまなら3連休になるとこやったけど、まあまあ、正月休みはカレンダーがうまいことはまって9連休やからあと1週間、いよいよせわしないな」 「ほんまやね。昨日なんかでもイズミヤではユズが山…

ブログ、忘れた

「昨日な、ブログ更新するの忘れてた」 「おとーさん、毎日やる言うてたやろ。ボーッとしてたらあかんで」 「チコちゃんか。ボーッとしてたわけやないけどな、年賀状、それにかかりっきりになってたんで、それでそろそろ寝よか思うころになって、アレッ? オ…

ええ時代

「ええ時代やな」 「おとーさん、なに言うてんの。なにがええ時代やねん。消費財は上がる、国の借金はバカみたいに増える一方、消費税上げたばっかりやのに、その舌の根も乾かんうちにいけしゃあしゃあと、赤字国債出す言うてるやろ。わたしに任せてみィ! …

パキスタンから、やと

「わたしは真っ赤なリンゴです~ お国は遠い北の国~」 「大きな声で、ビックリするやないの。どないしたんよ、おとーさん。なんかあったん。まる聞こえやで、お隣。まだ朝やで」 「いや、この歌思い出したからな。唄になってたか」 「なってるもなってない…

今日の昼と晩ごはん

「なにする?」 「なにするて、おとーさん、カキ買うたまま残ってるやろ冷蔵庫。フライしよか?」 「そうそう。ゆうべする予定やったんや。オレ仕事やったからな6時から」 「豆乳ナベも残ってたから。昼なにする?」 「昼なにするて、いま、朝すんだばっか…

我がピヨピヨのころ

「小学校1年か2年のころやったと思うけどな」 「なに? どないしたん」 「ウン、同級生のなかでも、ちょっと遅れてたんやな」 「けどおとーさん、走るのは速い、言うてたやろ」 「そうやねん。走るんはな。けど遅れてるんはアタマのほうや」 「いまは普通…

紅白歌合戦

「今年もあと2週間ほどやな」 「速いね。ひと月ほどまえにオセチ食べたような気ィするけど」 「ひと月はちょっと言いすぎやで。ひと月と15んちやな」 「似たようなもんやないの」 「こーはくも、観たいとも思わんな」 「大晦日らしいて、ええやないの」 …

あれから25年

「うるさいなもう、ピーピーと」 「おとーさん、なに怒ってん、しゃあないやろ」 「テープ貼って空気漏れんようにしたのに、なんの不満があるんや」 「寂しいんやろ」 「冷蔵庫やで。なんで冷蔵庫が寂しがんねん」 「おとーさん、気の持ちようやで」 「なん…

カシコくなってバカになる

「これからニンゲンはどうなると思う?」 「なに、おとーさん? 言うてる意味がわからん」 「そやな。漠然としてるわな。テーマをひとつに絞ろか」 「テーマやて、たいそやな」 「オレはニンゲンはますますカシコくなると思うんやけど、ママンはどう思う」 …

寅さんとメロン

「いつもの草団子『とらや』の、茶の間でのハナシやけどな」 「はあ」 「あれ、何作目かは知らんけど、浅丘ルリ子もそこにおったんでマドンナで出てたときのハナシや」 「なにかあったん?」 「知ってるやろ。メロン事件」 「知ってる知ってる。寅さんは食べ…

『男はつらいよ50』

「50年で50作目になるんか」 「なんのこと?」 「男はつらいよ」 「また出来たん」 「そう、監督の山田洋次も何日かまえに『徹子の部屋』に出てたんやけど、もう80は過ぎたんとちゃうかな」 「元気やね」 「最後やな。また他の作品はやるかも知れんけ…

竜三の死に方

「やっぱりな。そんな気がしたんや」 「なんのこと?」 「家を出るまえ、おしんとか、子供にいろいろやさしいこと言うてたやろ」 「ああ、『おしん』のこと。死んでもうたな。身勝手とちゃうの」 「いろんな見方があるからな。こっちから見りゃ立派な死に方…

最後の年賀状

新年明けましておめでとうございます 本年もどうぞ宜しくお願いいたします 令和二年 元旦 さて私儀、 当年をもちまして75歳、後期高齢者 と相成りましてございます。 これもひとえに皆々様のお力添えあっての 賜と厚く厚く御礼を申し上げます。 つきまして…

『玉手箱』をなぜ開けた?

「玉手箱、知ってるやろ?」 「浦島太郎やろ。知ってるよ」 「あれ、浦島太郎いうけど、ほんまは浦島やのうて、浦の島太郎がほんまや」 「けど歌に、むかしむかし~浦島は~てあるよ」 「それが間違いのもとや。ホンマは浦の島太郎がホンマのホンマや。しか…

『滅びるね』

「夏目漱石の小説で『三四郎』てあるやろ?」 「知ってる。読んでないけど」 「いや、オレも読んでないけどな」 「おとーさん、読んでる思たけど」 「いやあ、まだその気にならんのや」 「そうなん。『三四郎』が、どないしたん?」 「その小説のなかでな、…

ニッポン沈没、と

「ママン、聞いたか?」 「なにを、なんのハナシ?」 「ニッポンが沈没始めたちゅうハナシ」 「おとーさん、ご冗談を」 「ウソやない、ホンマのハナシや」 「ホンマのハナシいうて、ホンマもハナシも、カタカナになってるやないの。信じられんわ」 「そんな…

人間落第

「ママン教えて」 「なに?」 「落第の反対ってなにかな?」 「そんなことも知らんの?」 「知らんから言うてんねや」 「おとーさん、知っててワザと言うからな。油断でけへんやろ」 「アホらしい。ふーふやで。オットのことが信じられんでどうすんの」 「そ…

ひとことでお答えを

「以上、いくつかのビデオ映像をご覧いただきました。すべてある事柄に関連することはご承知いただけるものと思います。さて、ご感想を漢字ふた文字で表しますと、なんという文字が一番適切か、お答えください」 「下品」 「うーん、惜しい、残念。当たらず…